画一化と安心・信頼

信頼、安心ってなんだろう。

ロボットが組み立てる製品は、寸分違わず全く同じものが何十万も何千万もできる。並べてみても隣のモノもその隣のモノも全く同じで入れ替えてもわからない。

それが大量生産時代の安定品質、品質保証。

一個一個のものが生み出される中の個別のストーリー性を極力消すことに信頼性と安心を見いだす。

工業製品のような典型的な消費物についてはそんなものかもしれない。

でも、そんな工業製品に囲まれすぎているからか、時に人や幸せまでも同じように考えられていないか?

「みんなと同じ」、想定外のことがなく、生のゴチャゴチャが感じられないのがいいもの、完成度が高いもの…

画一的なモノで囲まれて整然とした世界、不思議な安心感と安定感を与えてくれるけど、同時に大事な何かから切り離されているのかもしれない。

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