信頼の主導権

人と力を合わせて生産的な方向に物事を動かすには、お互いの間の信頼が本当に大事だと思う。いや、むしろ前提だと言ってもいい。だから、チーム内での信頼を作っていくべくがんばろう。

でも、そういうことを言うと、「でも、今はとても人を信頼できるときではない」といった答えが返ってくる。そして、人を信頼できない世の中を憂えている。もっと人が誠実であれば、私ももっと人を信頼できるのに。ため息交じりで、同時に、現実を見ろよとたしなめているようでもある。

確かに、信頼する人に裏切られることもある。僕自身、辛い裏切りを感じたことはあるし、その傷はまだ心のどこかに麻痺として残っている。闇雲に人を信じるのもよくない。

しかし、主体的に自分の心に信頼を取り戻すためには、自分の意志と覚悟を持って信頼するしかない。

信頼は大きなリスクを伴った心の投資、賭け。なんとなくはできない。もちろん相手が信頼に足る人であってほしいと祈るわけだが、そのことが分からないから信頼できないのと言うのではいつになっても外因に振り回され、信頼関係の構築の主導権を自分が持つことはできない。

だから、僕はまず自分から、信じる。

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