自分の境界の喪失と広がり

今日、長年自分が持っていて不思議に思っていた感覚の意味がふとわかった気がして、自分で感動したので、共有します。少しスピリチャルな感じでわかりにくいかもしれませんが…

子どもが生まれたとき、いろいろ大きな変化があったのですが、そのひとつが、自分の人生の終わりがそれほど怖くなくなったことでした。

それまでは、なんか自分が死ぬということにある絶対的な終わり感のような緊張感をもっていた気がするのですが、それがフッと解け、気持ちが楽になったのです。自分の周りを狭くはっきりと囲んでいた死という境界線が不明確になって、ずっと向こうまで地平が広がって見えるようになった。そんな感じです。うまく言えているかわかりませんが。

はじめは、子どもができて自分のことを覚えていてくれる人ができたからなのかとか、自分に自分の夢を託すことができると感じるからなのかとか思ったのですが、どうも違いました。その時以来、これは何なんだろうと考えていましたが、20年ほどずっとわかりませんでした。

それが、今日、ふとわかった気がしました。

ずっと向こうまで地平が広がっているような感覚は、自分という存在が、子どもや自分がつながっている大切な人を通じて、自分の身体を遥かに越えて広がっているという感じなのです。そんな中では自分の死ということがそれほど絶対的な終わりのようには思えなくなったんだと思います。

自分の子どもという深いつながりのある人間が生まれて、自分と他の人の間の境界が崩れたのでしょうね。それとともに、自分という存在も外に流れだし、他の人の存在と混ざって、さらに広がっていくように僕には感じられるんだと思います。

不思議な感覚。

わかりにくいかもしれませんが、なんか共有したくなったので、書いてみました。

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