こだわり、関われば、世界は変わる

この「世の中」、なんでこうなんだろう。もっと良くなればいいのに!

そんな風に思うことは少なくない。

でも、「世の中」って、自分でどうにかできるものではないし、ただこうなればいいのにと願ったり、思い通りにならないことを愚痴ることくらいしかできない。そう思えてしまう。

確かに、世の中の趨勢は1人の人の行動でどうにかなるものじゃない。

でも同時に、意外と気がついていないのは、  自分が理念として求める(と言っている、もしくはそう思っている)ものと、その場その場の場での実際の選択行動が一致していないことが結構多いということ。

安売りの店ばかりがはびこると残念がりながら、買い物は安売りの店に行く。
伝統芸能が失われてしまうと嘆きながら、実際に伝統芸能を見に行きはしない。
心がこもっていない仕事が増えていることを嘆きながら、心をこめた仕事はしない。
お互いに無関心な都会の社会崩壊を憂いながら、他の人のことに関心は持とうとはしない。

もちろん全てにおいて選ぶべき選択肢を選ぶことは難しいかもしれない。職人の技をサポートしたいけどお金がないとか。

でも、自分の選びかたが「世の中」を少しずつだけど確実に形作っていることを意識していたい。

何だかんだと言っても、結局世の中の形はこれまでの人々の選択の積み重ねによって形作られている。

だから、いいと思ったこと、変えたいと思ったことには、関わろう。

どんなに小さな、どんなにささやかな形でもいいから。

一人の一つの選択、一つの行動が「世の中の流れ」を作っていることを意識して、主体的に関わっていこう。

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