言い訳せずにやりたいことをやり抜く覚悟

「一人前の大人」になるにしたがって、やらなければならないこと、締切が迫っていることばかりに追われることが多くなる。

そして、なぜか本当にやりたいこと、本当に楽しいことは後回しになりがち。

だって、忙しいのだから仕方がない。そんなことやっている暇がない。誰も私の代わりにやってくれない。やりたいこと、楽しいことは、この忙しさが一段落ついたら、暇ができたら、誰かが手を貸してくれたら、その時にやる、と。

でも、そんな時が来るのだろうか。

ひょっとしたら。

でも、自分を取り巻く外的な環境が自分に都合よく変わることを願うばかりでは、他人頼みになってしまう。周りの自主的な変化を当てにするということは、それに振り回されることになる。その変化がいつかいつかと待ち、一向に起こる気配がないと、いらつく。いつになっても状況が好転せず、なすがままになっている無力感が募る。

この焦燥感、無力感、よくよく考えてみると、外から押しつけられたものではなく、自分自身で働きかけることを放棄した結果。

考えてみれば、今の「忙しい状態」は自分の仕事の仕方、引き受け方の習慣に基づく継続的な状態。つまり、環境と自分との関係がそういう状態を作り出している。自分を取り巻く状況は、周りの環境にも要因があるが、自分のあり方もその形成に加担している。だから、今の状況は自分にも責任があるし、だからこそ自分で変えることもできる。

そんなこと言ったってそう簡単に変えられるもんじゃない。たしかに、全て自分の思い通りにはならないだろう。しかし、「変えられない」と感じるものの多くの部分は周囲との関係よりも、自分の習慣。自分がこれまで持ってきた価値観、行動の仕方、やり方、それが「変えられない」。

何も変えずに状況は変えられない。自分で変えるということは、周りを自分の思い通りに変えるということではない。自分「が」変わる。自分の行動パターンを変えることで、不思議と状況が変わる。

だから、大人になって、やりたいこと、楽しいことができなくなるように思えるのは、使いやすい言い訳が増えるからに過ぎない。

やり遂げようという覚悟を決めて、下手な言い訳をせず、やり抜けば、なんてことはない、本当にやりたいこと、楽しいことはいくらでもできる。

「言い訳せずにやりたいことをやり抜く覚悟」への2件のフィードバック

  1. ちょうど忙しくて目が回っていた私に強力な励ましになりました。ありがとう。言い訳せずに自分の思ったことを素早く実行して行こうと決めたから。不満が不愉快なストレスになると毎日が楽しくなくて辛くなる。だから別の見方をして行動するように自分を変えてきています。なぜかそうすると良い事が起こるようになってきました。ありがとう。

    1. トントン、コメントありがとう!(栄誉あるコメント第1号です!)
       自分が動けば必ず変化が起きて、袋小路に見えた状況にも出口が見えたり、袋小路じゃなかったことに気づいたり。それは絶対に諦めたくないことだよね。
       僕も自分に言い聞かせるようにしてこれを書いたので、トントンの共感が僕自身に返ってきて力になってくれます。だから、こちらからも、ありがとう!

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