弱みを分析せずに、強みにかける

自分に勝負をかけようというとき、自分の現状分析は重要だが、自分の弱みを事細かに分析することはあまり有益でも意味があることでもない。弱みの克服は守りの発想。自分の弱みは克服しても武器にはならない。戦うときは武器をとことん磨いてそこに絞り込んで賭ける!

自分の弱みの分析にあまり力を注がない方がいい、その理由は:

1) 特に「自分の弱み」といった漠然とした形で自分にない物、足りない特質をあげつらってもきりがなく、自分の自信にとって毒になるばかり;
2) 弱点は時間や気力を投資して克服しても、自分にとって闘う武器・強みにはなりにくい

これは自分の弱点から目を背けると言うことでもないし、弱点を意識することが全く無駄であるということでもない。

弱点が自分にとって困るのは、自分の強み・ウリを発揮する上での足かせになる場合。それ以外の場合は、気にはなるだろうが、自分にとってクリティカルな問題ではない。

重要なのは、強みをさらにとがらせること。その強みをどのような方向性でとがらせていくか、そのストラテジーを練っていくこと。そのプロセスの一環として、強みのさらなる強化の支障となる弱みに対処することは非常に有効であろう。

弱みの克服は、意味があるとすれば、強みを育てる明確なストラテジーのなかで、そのプロセスをより効果的に進めるという目的に向かって行われるとき。弱みの克服はあくまで強みを育てるために、特定の制約条件をなくす目的で考えるべきこと。

まず第一は強みの強化。

 

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